タイから日本へ帰国してみた コロナ バンコクから香港乗り継ぎ 成田の過ごし方

この記事は2020年7月15日に作成されました。現時点での最新情報と異なることがあると思いますので、ご自分でご確認の上帰国しましょう。

今、コロナの影響で海外から日本に帰国するのも、タイへ帰国するのも大変ですね。
タイ、スワンナプーム空港から香港国際空港で乗り換えて成田空港に行く便を利用したのでお伝えしたいと思います。

チケット購入

まず帰国をするにあたっては、チケットの手配が必要ですが、チケットの値段は頻繁に変わります。特にタイのLCCのノックスクートとか、会社自体がなくなってしまったし、これからどんな規制があるかわからないので事前にチケットを取っておくのもリスクはあります。変更可能な便を選ぶなどしましょう。

私は頻繁にチケットの予約サイトを見ていましたが、通常タイから日本の往復航空券は60,000円台で、LCCなら30,000円台というものかと思います。
今回片道でしたが、最安値で10,000THBでした。翌日には12,000THBになっていたり、日系の航空会社だったら20,000THBや30,000THBと、片道の割にはかなり高騰しています。ただ、8月以降は3,000THB台からあったりもしました。
一応タイに滞在しているビザの切れた人は、7月31日まではビザが自動延長されているので、それに合わせてなのか、7月中の便は高く、8月以降安くなっていましたね。でも、すぐに8月の便も最安値が7,000THB台になってしまいました。なるべく早く安いうちに買っておきたいものですね。

現在飛んでる飛行機自体が少ないので、予算の都合上キャセイパシフィック航空の香港国際空港経由の便一択でした。
キャセイは週3便のみが成田に向っているようです。乗り換え時間は15時間。19時に着いて、翌朝10時発です。普段だったら入境しておいしいものを食べてみたり、ホテルに宿泊したりしてトランジットを楽しんで見たいのですが、現在は乗り換えで空港外に出ることができません。
乗り換えをする人全員が空港内で待機します。ちょっと大変だけど…まあ大丈夫でしょう。

キャセイは、チケットの変更が無料でできるサービスを行っています。今のうちに先の分のチケットを安く取っておくのも良いかもしれませんよ。
コロナの対応が刻一刻と変わっていくので、帰国が決まったら最新情報を常に更新していきましょう。

スワンナプーム空港

ガラガラの空港内

駐車場は立体駐車場に入る道路自体が閉鎖され、下から入ります。
立体駐車場の4階から入っていくと、検温されます。
レーンによっては並んでいるところもありますが、基本的にはガラガラです。今回のキャセイのチェックインでは待ち時間0でした。チケットは上海までと上海から成田までの2枚が発行されます。荷物は成田までスルーしますので、楽です。香港での滞在時間が長いので、必要なものは預けず、機内持ち込みの手荷物に入れておきましょう。

ちょっと混んでるカウンターも

手荷物検査場は片側閉鎖です。パスポートコントロールもほとんど閉鎖しており、待ち時間0でした。通常はパスポートコントロール通過後はそのまま搭乗口方向に進んでいきますが、全員が一旦イミグレーションに行くよう促され、パスポートの再確認等をされました。
しかし全体的には通常と変わらず、滞りなく進みましたよ。

普段は大勢のお客さんで賑わう通路

閉まっている店

空港内ではお店が閉まっているところも多かったです。ラウンジも休みです。食事は1か所だけ可能でした。そこで飲み物も買えたので買っておきましたが、その後自販機は稼働していました。

今のうちにということでいたる所で工事が行われていました。エアコンも弱めで快適だったのですが、食事をできるところが少ないので気を付けてください。

乗客は全部で45人ほどということで、機内もガラガラです。シートは1列で1人だけなので、お気楽に乗れますね。
ちなみに機内食は簡単なものが出ますが、おいしくもないので期待は不要です。

上海国際空港

到着後

香港国際空港に到着したら、Transferの掲示に沿って歩いていくと、パスポートコントロールに着きます。パスポートを機械に当てて、その後乗り継ぎのチケットを機械に当てて通過します。
そのまま手荷物検査場を通過して、乗り換えの搭乗口に向ってしまいます。

大体の店は閉まってます

手荷物検査をするとすぐに搭乗口のあたりに出るので、もちろん出国できません。通常ならたくさんのお店が開いていると思うのですが、ほとんど休業しています。5階が搭乗口になりますが、6階に食事ができるフードコートがあり、何店舗かは開いています。早朝などは閉まっているお店もありますし、あまり期待しないほうが良いかもしれません。

香港国際空港は東棟と西棟に分かれていますが、西棟の方はほとんどのお店が閉まっていました。
飛行機の便数も少なく、さらにキャンセルの便も多かったです。1日で40便くらいしか出ていないようです。

飛行機これだけです

そんなわけで人も少ないです。空港で夜を明かす人としては、結構いますね。ベンチで寝ている人が30人くらいいたと思います。
搭乗口の数がとても多いので、あまり人通りが多くないところで横になって寝てました。
男ならいいけど、女の人だったら、逆に人が多いところに座っていましょう。リクライニングシートもありました。

シート

シート

横になれるシート

治安はよく感じられました。端の方の搭乗口だったらほとんど人がいませんので寝られますが、危ない人がいないとも言い切れないので、一応は気を付けて過ごしましょう。
やはりこの機に様々な工事が行われていたので、一晩中うるさかったです。なので耳栓を持っていくとよいと思います。
とにかく時間があるので、暇つぶしを持っていきましょう。私はお店が閉まっていると思ったのでご飯を持っていきましたが、食堂が開いているのでお弁当はなくても大丈夫です。飲み物は空港内で買える時に買っておきましょう。飲料水はありますが、自販機がないので買いにくいです。
お土産はほとんど買えないのであきらめましょう。
特に大変な手続きなどはなく、時間が余るというだけで、乗り継ぎ自体はスムーズでした。

あると捗るもの

香港ドル
アイマスク
耳栓
長袖
大き目のブランケットなど
お菓子

充電器
クッション

成田行きの便の話

成田行きの便の中で、2枚の用紙に記入します。大した内容ではないですが、日本での連絡先や滞在先についてです。
成田に到着したら、まずは機内の先頭の方に移動して、他の便の方たちが検査を終えて先に進むのを待ち、人数を確認したりするのが終わったら進んでいきます。
PCR検査が行われるのは到着ゲートのすぐ先の通路でした。多分今は便自体が少ないので普段より近い位置に到着するようですが、通路に椅子が並べられていて検査待ちの人が待機します。

検査待ちの椅子

今回は25人待ちくらいでした。検査が始まる前に説明を受けて、いくつかの書類を受け取ります。ピンクの用紙などに番号が振ってあります。その後検温したりして検査をします。検査は鼻の奥に棒を突っ込んで終わりです。それで約1時間の待ち時間で検査が終了します。

この時には、通常検査結果は翌々日朝7時にホテルに連絡が来るということでした。
ホテルを利用していない場合、電話かメールで連絡が来ます。その場合、ホテルにいない人は自宅などで待機しているはずなので、連絡がいつ来るかはわかりません。メール自体は、おそらく一斉に翌々日中に送信されるルーティンだと思います。

事前に知らなかったのですが、帰国者は、迎えが来るか、レンタカーの予約をしているなどで自宅に帰れる人以外は、ホテルに2泊することが可能でした。

そして翌々日の朝結果を確認し、陰性だったら11時30分までにチェックアウトするという流れになっています。この間宿泊費、食事代はかかりませんでした。検査が終了する時間がはっきりしないので、迎えにくる場合、時間が合わないだろうと思います。どうせ2週間は自宅待機が義務図けられているので、急いで帰宅する必要がある人はいないわけですよね。
それでも急いで自宅に帰る必要があるというのでなければ、ホテルに宿泊して結果を聞いてから時間を合わせて迎えに来てもらって帰宅するのが楽だと思いましたね。

当日の予定に合わせて迎えを待つか、レンタカー店に移動するか、ホテルに移動するかの3パターンに分かれます。
それぞれ係員が案内してくれて、荷物を受け取った後、待合場所などに連れて行ってくれます。いろいろ不安に思っていましたが、何ともなかったですね。時間に余裕をもって計画を立てておくとよいと思います。

最初知らなかったので、私は迎えがくるまで空港内でフラフラしていなければならないのかと思っていましたが、実際にはホテルが用意され、疲れをとることができましたよ。そうならそうだと事前に発表しておいてほしいものですが、発表されていないので、後で変更になるかもしれません。

待合室みたいな、簡易ベッドのある場所

バスでホテルまで移動します

多分、事前にレンタカーを予約するという必要性は薄いですね。帰国してから予約するのでも間に合うと思うし、できればホテルで結果を聞くまで待機して、その間に予約を取ってもいいわけですし。時間が不正確なので、大変だと思います。
ホテルからレンタカー店までは歩いて行ける距離でした。ホテルは東横イン成田空港本館で、今回のために棟ごと借り上げられているような感じでした。他にもホテルがあるのか分かりませんが。

ホテルから、羽田空港の方まで行くバスも用意されているようです。

ホテルで過ごす

ホテル内は帰国者だけで、厳戒態勢です。実際世の中でたくさんの方が陽性になっているのに、ここだけ対応しても意味があるのか不明ですが、現時点ではということでしょう。

部屋

食事

東横インで2泊しました。食事も出してくれるし、ネットもあるしで、強制休養で疲れが取れました。本当に感謝です。3日目の朝7時ころに内線で検査結果が伝えられ、陰性だったので帰宅しました。
3日目の11時30分までにチェックアウトすることになっているので、それまでに帰宅方法を決めておきましょう。






ABOUTこの記事をかいた人

タイ人女性です。日本のことが大好きで、今日本語を勉強しています。 タイ語、英語は得意です。Port Riseを通してタイの色々なお店を日本の方たちに紹介していきたいと思います。