タイの新築祝いに行ってきました。

タイは仏教の国です。お祝い事があると、お坊さんをお呼びしてお祝いをします。
先日親戚の家の新築のお祝いがあったので、様子をお伝えしたいと思います。

タイのお坊さんについて

タイにはお寺がたくさんあります。日本の公園と同じくらいあると思います。その代わり公園は少ないですよ。日本で公園に行く代わりにお寺に行くような感じです。

お寺にはたくさんのお坊さんが住みながら修行をしています。ですので、タイにはお坊さんがたくさんいます。お坊さんは修行したり、行事でお祈りをしたりするのが仕事です。
男性はほとんどの方が一生のうちに一度は出家してお寺で仏教の修行をします。会社では出家休暇があったりします。

例えばこの写真は、7月末に行われる仏教の行事です。お寺にいるお坊さんが集合してお経を唱えます。

圧巻の一言です。

お寺に大勢の地域の人が集まります。

ぜひ一度見に来てみてください。

一般の人も、毎週お寺に行ってお参りします。誕生日にもお寺に行きます。
それほど仏教が盛んな国ですので、行事がある際にはお坊さんをお呼びしてお祈りをしてもらうのです。

例えば、結婚式や年末の仕事納めの日、法事の時、車を買ったときや家を建てたときなどです。その他にもいろいろな仏教関係の祝日が何日もあります。そういう時にお坊さんをお呼びして一緒にお祈りします。

会場設営

今日は新築祝いということで、会場は家です。
家の庭に会場を作ります。行事が行われるときには、食事をふるまうのが一般的です。そのために、会場設営の業者があります。食事も、料理屋さんにお願いして作ってもらいます。カメラマンも来ています。

新しい家です。大きな家です。

前日から、私も会場作りの手伝いをしました。手伝いの人の朝ごはんの準備をしたり必要な物を家から持ってきたりしておきました。

グリーンカレーとタノンジンという米の麺です。朝ごはんに用意しました。

野菜です。

お分かりの通り、ソムタムを作ります。ソムタムは、パパイヤのサラダです。

今回は、20テーブルの会場設営です。業者がやってくれます。150人くらいのお客さんが来る予定ですが、始まってみないと何人来るかは分かりません。

10時ころになると、お坊さんがロットゥで来ます。ロットゥも手配しておきます。お坊さんは9人お願いしています。9はとても良い数字で、9人のお坊さんをお呼びすることは多いです。

いつの間にかお経が始まります

お坊さんが室内に入って準備が整うと、始まります。全員が揃ってお経を唱えます。会場はまだ作っている途中で、お客さんもだんだん来始めたところです。中に入って一緒にお祈りしたい人は、勝手に中に入ってきます。

厳かな感じではなく、のんびりした中で行われます。子どもも手を合わせてじっとお祈りします。

お経を唱えています。

子どもや、外でゆっくりしている人は外で終わるのを待っています。
お経は、30分くらい続きます。行事に合わせていくつものお経があるんですよ。

お経が終わると、托鉢をします。

今回は5家族くらいの人たちが托鉢をしました。それぞれの家族ごとにご飯をお皿にお供えしていきます。こういう時や水を注ぐときなどは、代表の人がやりますが、家族は代表の人の体に触って繋がっておきます。そうすると一緒にやったことになります。

托鉢が終わると、お坊さんが食事をします。
お坊さんは午前中しか食事をしませんので、托鉢したご飯や、朝から作っていた食事を食べていただきます。真ん中のお坊さんは私のおじいちゃんです。

大事な儀式

食事が終わると、ジェーンをします。ジェーンは、安全祈願の模様を描くことです。この模様は、いろいろなところで見られると思います。


今回は玄関に書きました。車の天井などにも書かれているので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

この後、またお経を少しします。そして会は終了です。
その後はお坊さんが帰宅しますのでお送りします。
そしてお客さんとの食事会が始まります。

揚げたナマズです。

別の魚を揚げたところです。

あんを作ります。マンゴーを切っています。

魚を揚げています。

食事はできた順にテーブルに運ばれていきます。食べきれないほどの食事が並びます。食べきれないので、お客さんが持ち帰ります。

まとめ

このようにして新築祝いは進められました。
いろいろなやり方があると思いますが、お坊さんをお呼びしてお経を唱えてもらってジェーンを書いてもらうということは共通だと思います。タイではこういう文化があるのでした。






ABOUTこの記事をかいた人

タイ人女性です。日本のことが大好きで、今日本語を勉強しています。 タイ語、英語は得意です。Port Riseを通してタイの色々なお店を日本の方たちに紹介していきたいと思います。